引用:DAZN Japan
[VAR介入] クロスバー直下の際どいロングシュートと審判団としての鉄則
2026年 明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンドEAST 第8節 柏レイソルvs水戸ホーリーホック
解説ポイント
【判定】 柏レイソルの選手が放ったロングシュートがクロスバーに当たって真下に跳ね返った。現場の副審・主審はゴールラインを越えていない(ノーゴール)と判定したが、その後のVARの映像チェックにより、ボールがラインを完全に越えていることが確認でき、ゴールとして認められた。 【ポイント】 なぜ現場の審判団はゴールを認めなかったのか、2つの重要なポイントがあります。 1つ目は「物理的な限界」です。シュートが放たれた瞬間、副審はゴールラインから約16.5m(ペナルティエリアライン付近)の位置にいました。シュートが打たれてからバーに当たって跳ね返るまでの1秒未満の間に16.5mを走り切り、ゴールライン上で正確に見極めることは人間には不可能です。 2つ目は「審判員としての鉄則」です。審判には「ボールがゴールに入ったという明らかな確認が取れない場合にはゴールを認めない」という”鋼の鉄則”があります。推測や周囲の選手のリアクションから判断してゴールを認めることはなく、審判団が確実な確認ができた場合のみ認めます。 今回は物理的に確認不可能な状況であったため、鉄則に従い現場の審判団はゴールと認めず、VARの映像確認によって得点が認められたという、極めて正しい運用手順が踏まれたシーンです。 【関連する競技規則】 第10条 試合結果の決定(得点)、VARプロトコル