【2026/27新ルール】交代は10秒以内に!「制限時間付き交代」を徹底解説
公開日: 2026年7月3日
試合終盤、リードしているチームの選手が交代の際にゆっくりゆっくり歩いてピッチを出ていく……。サッカーを見ていて、一度はモヤモヤしたことがあるのではないでしょうか。
2026/27シーズンのサッカー競技規則改正では、この「交代の時間稼ぎ」に対して「制限時間付き交代」、いわゆる10秒ルールが導入されました。
この記事では、10秒ルールの仕組みと、10秒を超えてしまった場合に何が起きるのか、そして例外規定まで詳しく解説します。
1. 新ルールの概要
交代ボードが表示されたら(交代ボードがない場合は主審が交代の合図をしたら)、交代して退く競技者は次のように競技のフィールドを離れなければなりません。
- 10秒以内に
- 主審から指示されない限り、境界線の最も近い地点から
主審は、残りの5秒になったら手を上げて、目で見て分かるようにカウントダウンを行います(必要に応じて声を出しながら行うこともできます)。ゴールキーパーの8秒ルールと同じスタイルですね。
2. 10秒を超えたらどうなる?
10秒以内にフィールドを離れなかった場合の扱いが、このルールの肝です。
- 交代して退く競技者は、それでもできるだけ素早くフィールドを離れなければならない。
- 交代要員はまだフィールドに入ることができない。
- プレーは(交代要員の入場を待たずに)再開される。
- 交代を取り消すことはできず、別の交代要員に変更することもできない。
- 交代要員は、プレーが再開され1分が経過した後の最初のプレー停止時に、主審の承認を得てフィールドに入ることができる。
つまり、退く選手が時間稼ぎをすると、そのチームは一時的に数的不利(10人)でプレーすることになります。1分は時計を止めずに計測され、主審が決定します(その他の審判員の援助を受けることもできます)。
3. 警告はされないの?
従来は「交代の際にフィールドから離れることを遅らせる」行為は警告の対象でした。新ルールでは、数的不利という十分な罰則があるため、警告が示されるのは10秒を超えて過度に再開を遅らせた場合のみとされています。
4. 例外と柔軟な運用
実施手順には、10秒の制限時間を適用しないケースも明記されています。
- 交代して退く競技者が、負傷により制限時間内にフィールドを離れられないとき
- 安全または保安上の理由により、最も近い地点から離れられないとき
また、このカウントダウンの目的は時間の浪費を防いで試合のテンポを維持することなので、カウントダウン終了時に退く競技者が境界線のすぐ近くにいる、またはすでに境界線を越えている場合、交代要員の入場は認められるべきとされています。ここも「機械的に罰しない」運用です。
5. 細かいけれど大事なポイント
- 主審がハーフウェーラインのところで交代要員の用具を点検する場合、10秒のカウントは点検が完了して主審が交代の合図をしたときから始まります。
- 同一のプレー停止中に複数の交代が行われる場合、退くすべての競技者は最後の交代のボード表示(または合図)から10秒以内にフィールドを離れなければなりません。
まとめ
- 交代して退く競技者は、交代ボード表示(または主審の合図)から10秒以内に、最も近い境界線からフィールドを離れる。
- 主審は残り5秒を目で見て分かるようにカウントダウンする。
- 10秒を超えると、交代要員はプレー再開後1分経過した後の最初のプレー停止時まで入場できない。
- 交代の取り消しや交代要員の変更はできない。
- 負傷や安全上の理由がある場合、10秒は適用されない。
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