【2026/27新ルール】スローイン・ゴールキックの「5秒ルール」を徹底解説
公開日: 2026年7月3日
2026/27シーズンのサッカー競技規則改正で、スローインとゴールキックに「5秒ルール」が導入されました。
再開を意図的に遅らせると、スローインなら相手ボールに、ゴールキックならなんと相手のコーナーキックになってしまうという、時間稼ぎへのかなり踏み込んだ改正です。
この記事では、5秒ルールの仕組みとカウントダウンの進め方、警告になるケースまで詳しく解説します。
1. 新ルールの概要
スローインまたはゴールキックを行うチームが意図的に再開を遅らせている場合、主審は笛を吹き、手を上げて目で見て分かるように5秒のカウントダウンを行います。
5秒が経過してもボールがインプレーになっていない場合、次のように再開が相手チームに移ります。
| 再開方法 | 5秒を超えた場合の罰則 |
|---|---|
| スローイン(第15条) | 元のスローインと同じ位置から行われる相手チームのスローイン |
| ゴールキック(第16条) | ゴールキックが行われようとしていた位置に最も近い側から行われる相手チームのコーナーキック |
これに合わせて第17条(コーナーキック)にも、「競技者が自分のチームのゴールキックを遅らせたとき」がコーナーキックの与えられる場合として追記されています。
2. カウントダウンの進め方
JFAの通達に添付された実施手順では、主審の進め方が具体的に示されています。
カウントダウン開始まで
- 主審は、まず笛や声で競技者に再開を急がせる、あるいは遅らせないように促すことができます(この事前の促しなしにカウントダウンを始めることもできます)。
- カウントダウンを始めるとき、主審は笛を吹き、手や腕で再開を行うよう明確に合図した上で、手を上げて目で見て分かるように5秒からカウントダウンします。
- 必要に応じて、声を出しながらカウントダウンすることもできます。
ボールを持つのを待つ必要はない
ここが重要なポイントです。主審は、カウントダウンを始めるために競技者がボールを保持するのを待つ必要はありません。次のような「わざとらしい遅延」に対しても、カウントダウンを開始できます。
- ボールをゆっくり取りに行く
- スローインのときに正しくない位置をとる
- ゴールキックのときにボールを正しくない位置に置く
3. 警告(イエローカード)になるケース
再開が相手チームに与えられた時点で、罰則としては基本的に十分と考えられています。そのため、警告が示されるのは、その競技者または味方競技者が、再開が相手に移った後もさらに過度に再開を遅らせた場合のみです。
第12条の「プレーの再開を遅らせる」に関する警告の記述も、この考え方に合わせて整理されました。
まとめ
- スローイン・ゴールキックの意図的な遅延には、主審が笛を吹いて5秒のカウントダウンを行う。
- 5秒以内にインプレーにならなければ、スローインは相手のスローイン、ゴールキックは相手のコーナーキックに。
- 主審は競技者がボールを持つのを待たずにカウントダウンを開始できる。
- 警告されるのは、再開が相手に移った後もさらに過度に遅らせた場合のみ。
さらに詳しい情報はJFA公式サイトをご覧ください。