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このシーンで注目するのは、クロスが上がるときの主審の身体の向きです。 筆者自身も審判をやっていますが、どうしてもボールのある方向(左サイド)に身体や視線を向けてしまいがちです。クロスが上がる場面では、次の争点はゴール前になります。このシーンの主審は、クロスが上がるときにゴール前へ身体を向けて、次の争点を監視できるようにしています。細かい点ですが、とても重要なことだと筆者は考えています。 クロスが上がる場所ももちろん大事です。ハンドの反則があるかもしれませんし、スライディングなどで何らかのファウルが発生するかもしれません。しかし、より試合に関係してくるのはゴール前であるため、主審はあえて身体をゴール前に向けたうえで監視しています。 予測というとランニングが取り上げられることが多く、このジャッジDBでもランニングを扱うことが多いのですが、この身体の向きもまた、予測と主審の経験/サッカー観から成り立つものです。主審も人間ですから、ボールウォッチャーになってしまうこともあります。 しかし、このシーンでは、次の争点がゴール前になること、そしてゴール前で何かが起こる可能性が高いことを予測し、判断したうえで身体を向けています。この細かな動きにこだわれる人こそ、トップレフェリーになれるのだろうと感じさせられるシーンでした。
関連する競技規則
第5条 主審(ポジショニング)
Quiz
これ、答えられますか?
キックオフで、キッカーがけったボールが、誰にも触れられることなく直接自分自身のチームのゴールに入ってしまいました。主審がとるべき判定として、最も適切なものは、次のうちどれか。
競技規則ではこうなります(第8条)
キックオフから、キッカー側のゴールに直接入った場合、相手競技者にコーナーキックが与えられます。 ※キックオフから相手競技者のゴールには、直接得点することができます。
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