Referee Review
なぜこの判定になったのか?
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なぜこの判定になったのか?
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反則が起きたのがペナルティーエリアの内か外かの見極めが焦点となる事象です。 まず整理しておきたいのは、内外を判断する材料です。今回のようにユニフォームを引っ張り続ける反則の場合、基準となるのは引っ張り始めた位置ではなく、引っ張り続けた末に手を離した位置、あるいは相手を倒した位置がどこだったかです。例を挙げると、ペナルティーエリアの外で引っ張り始め、そのまま相手がドリブルで進み、ペナルティーエリア内に入ったタイミングで手を離した、もしくは倒したのであれば、PKの判定となります。より厳密に言えば、倒れ込んだ場所が内かどうかではなく、反則となっていた行為(今回は引っ張る行為)が行われていた部位が内か外かが判断材料です。足が入っていたから、頭が入っていたからといった理由ではありません。 もう1点整理しておきたいのが、ペナルティーエリアのラインの扱いです。ラインはペナルティーエリア内であるとみなされます。したがって、まさにライン上で反則が起こった場合には、PKと判定されます。 そのうえでこのシーンを見ると、このリプレイの角度だけでは、厳密に内であったかどうかを判断することはできません。内にも見えますが、若干外だったのではないか、PKではなかったのではないかとも見えます。 なお、このシーンでは倒した磐田の選手が副審に詰め寄っていましたが、副審も当然ながら内外を判断する材料は持っておらず、何も判定することはできません。 このシーンから学べることとして、自分が主審だったらどこにポジションを取るのが最適だったか、という点も考えたいところです。主審の立ち位置を見ると斜めから見ることになっており、ペナルティーエリアの内外は分かりづらい状況であったと考えられます。全くの理想論であり机上の空論ではありますが、引っ張り始めたタイミングで内外が問題となる事象が起こると予測し、ペナルティーエリアのライン上の内外を判定できる位置まで移動できていれば、見極められたかもしれません。正しく判定するには、ペナルティーエリアのライン上にポジションを取ることしか方法がなく、大変難しい事象でした。
関連する競技規則
第12条 ファウルと不正行為(ペナルティーキックとなる反則) / 第1条 競技のフィールド(ペナルティーエリア)
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関連するルール解説
このシーンのタグに関連する基礎知識を、競技規則の考え方から確認できます。