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第106回天皇杯 3回戦 横浜F・マリノスvs京都産業大学

[DOGSO] 予期せぬ抜け出しに角度を優先して追い、後方からの接触を見極めた主審のナイスジャッジ

解説:からかさ(2級審判員) 公開

実際の試合映像をもとに、独自に分析した解説です。

引用:JFATV

まず結論 ─ FINAL DECISION

DOGSO

ナイスジャッジ

横浜F・マリノスの選手が相手陣内の裏へ抜け出したところ、後方から追走した京都産業大学の選手に倒されました。主審はファウルの笛を吹き、DOGSO(決定的な得点機会の阻止)として京都産業大学の選手にレッドカードを提示し、退場処分としました。

Referee Review

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映像と競技規則から見るポイント

DOGSO(決定的な得点機会の阻止)の的確な判定とともに、主審の見事なポジショニングと判断力が光った素晴らしいシーンです。注目すべきポイントが2点あります。 1つ目は、DOGSOの要件に関する的確な見極めです。 映像を確認すると、4要件が揃っている状況であることが分かります。まさにDOGSOのお手本に出てきそうな状況ですが、主審は冷静に判断し、退場という適切な判定を下しました。 2つ目は、主審のランニングコースとポジショニングです。 この場面は京都産業大学側のミスから発生した抜け出しであったため、主審にとっては事前の予測が難しく、一歩出足が遅れてボールとの距離が大きく開いてしまう状況となりました。 仮にここで主審が距離を詰めようと直線的に走った場合、抜け出した選手、守備側競技者、主審が一直線に重なる、いわゆる「串刺し」の状態になってしまいます。串刺しになると手前の選手が死角となり、後方からの接触が見えずにファウルを見逃してしまうリスクが生じます。 そこで主審は、距離を詰めることよりも「角度(視野)」を確保することを優先し、左側に膨らみながらランニングを行っていることが分かります。角度を優先したことで後方からの接触を明確に捉えることができ、結果として正確なファウルの見極めと退場の判断へとつながりました。 予期せぬ局面において、距離ではなく角度の確保を瞬時に優先した主審の優れた判断力とランニングが光る、審判員にとって非常に参考になる見事なナイスジャッジのシーンです。

根拠となる競技規則

第12条 ファウルと不正行為(DOGSO) / 第5条 主審(ポジショニング)

公式の確認先

競技規則の原文を確認する

上記はIFAB・JFAの公式資料です。このシーンは、筆者の分析であり、IFAB・JFA・大会主催者の公式見解ではありません。

Quiz

これ、答えられますか?

ゴールキックにて、ゴールキーパーがキックを行い一度インプレーになったが、キックしたボールが相手競技者へ渡ってしまうことに気づき、慌てて、ペナルティーエリア内にて手でボールを止めた。もし、相手競技者にボールが渡っていた場合には、決定的な得点の機会となっていた状況であった。この時の主審の対応として適切なものは次のうちどれか。

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