サッカー競技規則道場

ジャッジDB

2026年10月24日 明治安田J1リーグ 2026/27 第12節 ガンバ大阪vs京都サンガF.C.

[DOGSO] エンプティーゴール状況でのGKのファウルを見極めた主審のナイスジャッジ

解説:からかさ(2級審判員) 公開

実際の試合映像をもとに、独自に分析した解説です。

引用:J.LEAGUE International

まず結論 ─ FINAL DECISION

DOGSO

ナイスジャッジ

京都サンガF.C.の最終ラインから前線へロングフィードが送られ、抜け出した京都の選手がボールに触れてかわそうとしたところ、ペナルティーエリアの外まで飛び出してきたガンバ大阪のGKが足を引っ掛けて倒した。主審はファウルと判定し、DOGSO(決定的な得点機会の阻止)としてガンバ大阪のGKにレッドカード(退場)を命じ、反則の位置からの直接フリーキックで再開した。

Referee Review

なぜこの判定になったのか?

審判目線の解説ポイントをチェック

解説を見る

映像と競技規則から見るポイント

ペナルティーエリア外で起きたGKの反則に対し、状況を的確に整理してDOGSO(決定的な得点機会の阻止)を見極めた、主審の素晴らしいジャッジです。 このシーンの焦点は、この反則がDOGSOに該当するかどうかです。競技規則では、DOGSOを判断する際に考慮すべき4つの要件として、次の項目が定められています。 ====== 反則とゴールとの距離 全体的なプレーの方向 ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性 守備側競技者と攻撃側競技者の位置と数 ====== 前提として、GKとの1対1の場面は「決定的な得点機会」と捉えられています。例えば、裏へ抜け出す攻撃側競技者を最終ラインの守備側競技者が倒してしまい、GKと1対1になる場面をファウルで阻止した場合、これは決定的な得点機会の阻止とされます。 今回のシーンを映像で確認すると、抜け出した攻撃側競技者の全体的なプレーの方向は、ゴール正面からやや右サイドへ流れる向きではありました。しかし、この場面では守備側のGK自身がペナルティーエリアの外まで前に出てきて反則を犯しており、その背後にあるゴールは誰もいないガラ空きの状態(エンプティーゴール)でした。 ゴールがガラ空きの状態そのものが決定的な得点機会と判断できます。それらを総合的に判断して、主審はDOGSOによる退場の判定を下しました。非常に妥当な判断だったと感じます。

根拠となる競技規則

第12条 ファウルと不正行為(退場となる反則)

公式の確認先

競技規則の条文を確認する

リンク先はJFAの日本語版競技規則(PDF・約13MB)です。指定のページで開かないときは、ボタンのページ番号を見てください。このシーンは筆者の分析であり、IFAB・JFA・大会主催者の公式見解ではありません。

Quiz

これ、答えられますか?

攻撃側競技者がゴールキーパーと1対1の状況でドリブルをしていた。ペナルティーエリア外で、ゴールキーパーが飛び出しボールにプレーしようと試みたが、攻撃側競技者をチャージで止め、決定的な得点の機会を阻止した。主審が命じるべき判定は、次のうちどれか。

サッカー競技規則道場アプリについて

LINE公式アカウント

サッカー競技規則道場

判定の「なぜ?」を、LINEで受け取る

  • 新しい判定解説・記事を、公開したらお知らせ
  • PDF版問題集など、学習に使える資料をお届け
  • 気になるルールは、トークでそのまま質問
友だち追加

登録無料。配信が不要になったら、いつでも停止できます。

関連するルール解説

このシーンのタグに関連する基礎知識を、競技規則の考え方から確認できます。

他のシーンも見る