Referee Review
なぜこの判定になったのか?
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なぜこの判定になったのか?
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解説を見る映像と競技規則から見るポイント
ゴールラインテクノロジーによる得点認定や複数の事象が重なる中で、シュート直前のハンドの反則でゴールが取り消された極めて複雑な事象です。 この場面では、短い時間の中に争点が複数存在していました。まず、クロスに対する競り合いにおいて、守備側競技者による背後からのプッシングがありました。PKの判定にもなり得る事象でした。さらに、FCポルトの17番の選手がバイシクルシュートを試みた際、守備側のレアル・ベティスの選手は、頭でボールにチャレンジしようとしています。相手競技者に対して「危険な方法でのプレー」に該当しないかという点も焦点となります。そして、放たれたシュートはクロスバーから真下に落ちてフィールド内に戻ったものの、ゴールラインテクノロジー(GLT)の判定によって一度はゴールが認められました。 この複雑な事象の中で、VARが介入して確認された最終的な判断のポイントは、シュート直前の「ハンドの反則」でした。ボールが手や腕に触れたことすべてがハンドの反則になるわけではありません。しかし、映像を確認すると、FCポルトの17番の選手はシュート体勢に入る際、右腕が身体から離れており、身体を不自然に大きくしていたと判断できます。競技規則上、手や腕を不自然に広げた状態での接触は反則となるため、主審がハンドの反則をとって得点を取り消した判断は妥当なものと考えられます。審判団が立て続けに起きた複数の事象を冷静に整理し、最終的に正しい判定へと導いた非常に際どいシーンでした。
根拠となる競技規則
第12条 ファウルと不正行為(ハンドの反則) / 第10条 試合結果の決定 / VARプロトコル
公式の確認先
競技規則の条文を確認する
リンク先はJFAの日本語版競技規則(PDF・約13MB)です。指定のページで開かないときは、ボタンのページ番号を見てください。このシーンは筆者の分析であり、IFAB・JFA・大会主催者の公式見解ではありません。
Quiz
これ、答えられますか?
味方競技者からゴールキーパーにパスしたところ、ボールがゴールに入りそうになった。ペナルティーエリア内にて、ゴールキーパーは慌てて、手でボールをかき出しゴールに入りそうになるのを防いだ。この時の主審の対応として適切なものは次のうちどれか。
競技規則ではこうなります(第12条)
ゴールキーパーが認められていないにも関わらず、手を使った場合は、「懲戒罰則なし」+「間接フリーキック」により再開です。 ※プレー再開後に他の競技者が触れる前にゴールキーパーが再びボールを触れた場合に、状況に応じて警告/退場が命じられます。
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