Referee Review
なぜこの判定になったのか?
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なぜこの判定になったのか?
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解説を見る映像と競技規則から見るポイント
得点に至る攻撃の過程において、攻撃側競技者の腕への接触が「ハンドの反則」に該当するかどうかが焦点となった事象です。 映像を確認すると、アトレティコ・マドリードの14番の選手がペナルティエリア内に侵入した際、浮き上がったボールが右腕に接触していることが分かります。競技規則上、ボールが手や腕に触れたことすべてがハンドの反則になるわけではありません。腕の位置がその動きに対して自然であるか、あるいは手や腕を使って体を不自然に大きくしているかが判断の基準となります。本シーンでは、右腕が体から離れて上がっており、体を不自然に大きくしていたと解釈できるため、主審がハンドの反則をとった判断は妥当なものと考えられます。腕に当たってから得点までに少し時間が経過していましたが、得点に至る攻撃の局面(APP)内の事象としてレビューされ、反則の地点まで戻って得点取り消しとなりました。 (以下マニアックな補足です) 映像では、アトレティコ・マドリードの14番の選手の腕にボールが当たった直後、マンチェスター・ユナイテッドの選手の腕にもボールが当たっている様子が確認できます。もし接触の時系列が逆で、先に守備側の腕への接触があった場合は、より複雑な事象となりました。 まず、アトレティコの選手の腕に当たったことがハンドの反則であるかをレビューします。今回のようにハンドの反則であると判断された場合には、得点は取り消されます。 しかし、その後、ユナイテッドの選手の手に当たった事象のレビューも行うことでしょう。もし、その接触がハンドの反則とみなされればペナルティキック(PK)の対象となります。つまり、ゴールは取り消され、PKが与えられるシーンとなっていました。どちらの接触が先だったかによって判定が大きく左右される、極めて際どいシーンでした。
根拠となる競技規則
第12条 ファウルと不正行為(ハンドの反則) / VARプロトコル
公式の確認先
競技規則の条文を確認する
リンク先はJFAの日本語版競技規則(PDF・約13MB)です。指定のページで開かないときは、ボタンのページ番号を見てください。このシーンは筆者の分析であり、IFAB・JFA・大会主催者の公式見解ではありません。
Quiz
これ、答えられますか?
味方競技者からゴールキーパーにパスしたところ、ボールがゴールに入りそうになった。ペナルティーエリア内にて、ゴールキーパーは慌てて、手でボールをかき出しゴールに入りそうになるのを防いだ。この時の主審の対応として適切なものは次のうちどれか。
競技規則ではこうなります(第12条)
ゴールキーパーが認められていないにも関わらず、手を使った場合は、「懲戒罰則なし」+「間接フリーキック」により再開です。 ※プレー再開後に他の競技者が触れる前にゴールキーパーが再びボールを触れた場合に、状況に応じて警告/退場が命じられます。
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